もくもくの日報

毎日は報告できません

文章を書く力がない

文章を書く力がない。

正確に言えば文章の内容を考えることはできるのですが。それを正確にそして自分の意図する感情を読み手に呼び起こす事が出来ない。

これが僕の考える書く力だと思う。

 

「内容を正確に伝えること」はその言葉通りだ

例)あした、くるねー実家に(過去に僕がマジでおくったメール)

これを見て、大体の人は「あした、メールの宛先の人が僕の実家に来る」と推測するのだと思う。が、しかし!この宛先は母に宛てて送ったものである。そしてこの時期僕は会社の寮に住んでいた時期だった。そうなるとこの文章は「明日、実家に変えるよ」という意図で送られたものだと推測される。母がそれに対して「了解、晩ごはんを食べる?何食べたい?」と返信してるので、母には伝わっていたようで、その偉大さを思い知らされる。

これはかなり大げさな例だけど、正確に伝わらないってつまりこういうことなのである。新卒で入った会社の上司は僕の日報を見て絶句し、中途で次に入った会社では、流石にダメすぎるから直せという業務命令が下り、日経新聞の面白い記事を写経し、それに対して自分の意見を述べ、全社員に送るという羞恥プレイを強要された。

 

「意図する感情を読み手に呼び起こす」というのは「読み手の感情はそれぞれによって違うじゃん」と槍が飛んできそうだけでそういうことじゃない。

例)通勤電車うざい(毎日思ってる)

これは「うざい」という共感と共に、「じゃあ通勤しなきゃいいじゃん」とか「朝早くいけばいいじゃん」という反感や槍が飛んでくることも予想はできる

しかし、これを見て「うざいって言葉自体がキモい」(20代・女性の後輩)という槍が飛んで来ることは予想できなかった。

 

なぜ、こんなことを突然思ったのか。理由はこれ。

hagex.hatenadiary.jp

文章ベタを自覚している僕でも、こんなもん出されたら恥ずかしくてやってられない、全社員にメールで送りつけた駄文に、大学生のアルバイトの子が「わかりづらいです」と「全員に返信コマンド」された事を思い出した

ましてやライター養成すると息巻いて書いた記事に「わかりづらいです」とおっさん(多分)にいわれ、更にウェブの世界にばら撒かれてしまったのだ。これはもはや、恥ずかしさで一週間くらいパソコンを開けない。

 

今日、添削対象の梅木氏がやってるサイトに用事があって、読みに行ったのだが、前述の絶句した上司の気持ちが良く分かった。

内容云々は正直どうでもいいのだ、「俺すごい、あれはダメだ」という上から目線なことは与沢翼がやってた「金のあるように見せると金が集まってくる」と一緒なので上から来るところはむしろ見習いたいくらいだ。

しかし、文章がもう伝わらなすぎてダメ。「ココはあーこういうこと?、、え、ちがうの?」みたいな連続だ。

最初は「わかんなって、何回も読みなおさなきゃいけなくて嫌な文章だな」と思ったが、少しづつなんていうか親心みたいなものが芽生え、「ここはこう言いたいんだろうなぁーでもこっちの感情が上回ってこう書いちゃったんだろうなぁ」とパソコンに向かう氏の姿を想像する楽しさを見出した。

たった一歳しか変わらない上に、企業に守られ、ぬくぬく窓際社員(後輩評)をやってる奴に「親心」という感情を持たれることはおそらく想像してなかっただろうから。氏の思惑を外れた文章、「ダメな文章」という事になるのだろう。

 

僕も文章を書く力がない。正確にも書けず、いろんな人に誤解を産んだり、することもしょっちゅうだ。またこの文章を読んで呼び起こして欲しい感情は「おもしろい」か「つまらない」か「ながい」、「うざい」くらいを想定してるが、それ以外に出てきてしまうと思う。「きもい」とかは欲しくない。

 

「文章はブログを書けばうまくなるよ」と偉い人が言っていた。梅木氏はもう長いことブログをやっているようだけど全然うまくなってない。

僕はこのブログに「自分の感情の矛先」という役割を設け、それと同時に「それで文章うまくなったら儲けもんじゃね?」という期待もしていたが、それはどうやら効果が薄そうかなと29歳の梅木氏のブログを見て凹んだ。