もくもくの日報

毎日は報告できません

新卒フリーランスになるのか、君は。

昨日「卒業シーズンで袴がたくさん見えるぜやったぜ!」と叫びましたけど、よくよく考えれば、もう終わってますよね。残念。

おそらく、ピークは金曜日か土曜日だったんでしょうが、どちらも朝は眠すぎて記憶がありません、、、くそう、、、。

 

世の中には新卒フリーランスなる人種が生まれてるらしく。色々とそれがあーだ、こーだ言われています。

かくいう僕の遠い、遠い後輩にも「そういうもの」を志しました!という子が出てきまして、仕事があったら紹介して欲しいと言われ、ネットの世界と現実世界が繋がったなぁと思いました。

個人の自由だけどーとかそれは残念だなーというの否定派の方が多くいらっしゃる気がしますねーやんわりと老婆心で忠告というスタンスの方々。でも僕ははっきりとやめた方が、、いいやむしろやめてほしい!と思ってしまうわけです。

 

たしかにフリーランスのメリットは魅力的。

依頼側は今まででは考えられないような価格でお仕事を依頼できたり、会社でなく個人の力量でお仕事を依頼したほうが信頼できる事もある。

働き方としては自由度も高く、会社勤めする一億総フリーランサー社会まったなし。

 

とはならない。

 

なぜなら、これはフリーランスの力が強い事が大前提だから。

力が強いってのは技術力があるってことでもないし、後ろ盾にいるパパがしゃちょーだとかってことじゃなくて。契約をしたら、その契約をしっかりと遂行できるってこと

当たり前じゃんって思うかもしれないけど、そんな事ない、フリーランスが契約を遂行するって結構難しい事なんです。

例えば、HPを制作したとすると

それの内容のすり合わせと、制作だけではないです。

契約書の発行もしなくてはいけないし、請求書も作らないといけません。

さらに進行管理やスケジュール調整等、やることが多すぎて一人でやると思ったら吐きそうです。

さらにこれにクライアントが関わってきます。Twitterでラーメン屋の客に揶揄されたようクライアントってほんとに沢山出てくるんです。マジでラーメンからパスタに注文変更して「食べ物頼んだんだから、出して当たり前だろ」みたいなこと言い始めたりする人がいます。マジで怖いよこの人達、、、

このあたりを上手く導いて本来の契約へ導くことも必要です。

吐いた後にハゲそうです。

こういったことができるのが、強い力のあるフリーランスだとおもうわけです。

 

で、僕が新卒フリーランスなってほしくない理由は、新卒フリーランスは確実に力のあるフリーランスではないから。

それは会社勤めでも一緒じゃないかと槍を投げられそうですが、それは会社がサポートしてくれるのです。社会人やったぜ。

力のあるフリーランス自然淘汰されるからいいじゃないか、というわけにもいきません。自分自身が苦労するだけならいいんですが、まず、関わったクライアントに迷惑をかけます。

また、弱いフリーランスの行った行為によってクライアントがモンスター化、別のフリーランスが「前の人はやってくれたよ?」と言った言葉でぐぬぬぬと言わざるをえない人が出るかも、、、

 

社会には優しい人もいますが、基本甘くはないです。

新卒フリーランスに頼むって思う人は実績ではなく「若さと可能性」という名の低価格に惹かれている人も多いと思うのでその人達に騙され傷つけられる前に、会社で傷ついてくれた方が、他人にも迷惑をかけることが少なそうだから、まだマシかなって思います。

僕の後輩の場合ですが、「いち社員には仕事を紹介する力なんてないよー」といったら

「先輩、窓際なんすか?」

と真顔で言われました。

こんな奴が増えたら、世の皆さんは大変だなぁ。

 

今日はこんな感じです。